Amazon EC2のを使う上で必要なサーバ引越の際のまとめ
2011年03月22日-
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大震災によって更新を自粛しておりましたが、そろそろ更新を再開します。
被災された方々へ、心より見舞い申し上げます。各種募金への協力等も行っていきましょう。
今回は、Amazon EC2のを使う上で必要なサーバ引越の際に必要な事をまとめてみました。
先日、東京DCが開設されましたが、節電等の観点から引越される場合や、電源が戻ったりした場合に東京に引越する際の参考に。
尚、東京DCにおいてのサービス停止はないそうですが、バックアップ電源の性能再評価を実施中だそうです。
現時点においては、EC2の公式サイトによると5つのリージョンが存在します(アメリカ東・西、EU、シンガポール、東京)。
EC2は便利なのですが、システムの構成によっては、サーバの引越等は何かと大変だったりするのでノウハウを参考まで。
尚、こんな簡単な方法があるよ、という方は @phpspot_kj 等に Twitter で教えて頂けると幸いです。
参考エントリ集
移行は以下のような流れになります
・OSをまるごとバックアップして転送
・その他パーティションのデータも移動させる
これらを実施するにあたり参考になるエントリが色々とありました。
AWS:EC2インスタンスを今のリージョンから東京リージョンに移行した手順メモ
ec2コマンドラインツールの、ec2-bundle-volとeg2-migrate-bundle を使い、別リージョンのS3にOSイメージの転送を行う例が紹介されています。
システムが 10GB 以内に収まっている場合はこの方法でOSイメージをまるごと別リージョンのS3に転送し、S3から直接OS起動ができるというわけで、比較的お手軽。
USリージョンのEC2をTokyoリージョンで動かすには
US→Tokyo への引越。AWS Management Console からコピー&ペーストでOSイメージを移動する方法が紹介されています。
また、EBSに関しては rsync による同期方法とその手順について書かれています。
【AWS】Tokyo Regionからコンニチハ!〜OpenVZがTokyoにやってきた〜
S3イメージの作成〜アップロード、マウントしたEBSの同期の流れ等について。
yum リポジトリを東京リージョンに変更する手順についても。
EC2インスタンスリージョン間お引越しガイド
双方に引っ越し用のインスタンスを立ち上げて作業する手法。
移行手順のまとめ
以上のエントリを参考に手順を個人的にまとめてみました。
被災された方々へ、心より見舞い申し上げます。各種募金への協力等も行っていきましょう。
今回は、Amazon EC2のを使う上で必要なサーバ引越の際に必要な事をまとめてみました。
先日、東京DCが開設されましたが、節電等の観点から引越される場合や、電源が戻ったりした場合に東京に引越する際の参考に。
尚、東京DCにおいてのサービス停止はないそうですが、バックアップ電源の性能再評価を実施中だそうです。
現時点においては、EC2の公式サイトによると5つのリージョンが存在します(アメリカ東・西、EU、シンガポール、東京)。
EC2は便利なのですが、システムの構成によっては、サーバの引越等は何かと大変だったりするのでノウハウを参考まで。
尚、こんな簡単な方法があるよ、という方は @phpspot_kj 等に Twitter で教えて頂けると幸いです。
参考エントリ集
移行は以下のような流れになります
・OSをまるごとバックアップして転送
・その他パーティションのデータも移動させる
これらを実施するにあたり参考になるエントリが色々とありました。
AWS:EC2インスタンスを今のリージョンから東京リージョンに移行した手順メモ
ec2コマンドラインツールの、ec2-bundle-volとeg2-migrate-bundle を使い、別リージョンのS3にOSイメージの転送を行う例が紹介されています。
システムが 10GB 以内に収まっている場合はこの方法でOSイメージをまるごと別リージョンのS3に転送し、S3から直接OS起動ができるというわけで、比較的お手軽。
USリージョンのEC2をTokyoリージョンで動かすには
US→Tokyo への引越。AWS Management Console からコピー&ペーストでOSイメージを移動する方法が紹介されています。
また、EBSに関しては rsync による同期方法とその手順について書かれています。
【AWS】Tokyo Regionからコンニチハ!〜OpenVZがTokyoにやってきた〜
S3イメージの作成〜アップロード、マウントしたEBSの同期の流れ等について。
yum リポジトリを東京リージョンに変更する手順についても。
EC2インスタンスリージョン間お引越しガイド
双方に引っ越し用のインスタンスを立ち上げて作業する手法。
移行手順のまとめ
以上のエントリを参考に手順を個人的にまとめてみました。
- ec2-bundle-vol で OS イメージを構築する
- ec2-upload-bundle で OSイメージを S3 にアップロード。この際、移行したいリージョンを指定する。既に同じリージョンにイメージがある場合は、AWS Management Console からコピペでも転送可能。
- /mnt や EBS のデータは基本的に rsync で対応
- DNS書き換え。移行元サーバはサービスを停止
- 各種システムの設定を移行先リージョンにあわせて設定(yumリポジトリ等)
とりあえず、OSイメージはS3を通して比較的楽に移動できる。その他パーティションは rsync 対応でお引越しということになりそうですね。
尚、止まっているシステムの場合は移行が容易ですが、動いているシステムの場合は、rsync のディスクIO負荷・CPU負荷がバカにならない場合もあってサービス停止の懸念もあるので以下のポイントも付け加えたほうがよさそう。
- 同じリージョンにバックアップ用のインスタンスを立ち上げる
- 負荷の低い時間帯にバックアップ用インスタンスにデータを同期しておく(上記の引越し作業を実施)
- バックアップ用のインスタンスから引越し先リージョンのインスタンスに対して引越し作業を実施する
- 移行元のサービスを深夜等に一時停止。MySQL等のデーモンも終了させる
- 移行元サーバ→移行先サーバへのデータ同期を rsync で行い、移行先サーバのデータを最新にする
- 移行先のサーバでサービスを再開させる。
なぜ最初にバックアップ用インスタンスを作るかというと、リージョンが別の場合、転送速度がボトルネックとなってしまう可能性があるため。
引越に時間がかかりすぎるとサービス提供中のサービスに影響を与える可能性があるので、まず近くのマシンに退避させます。
その後、増えるデータはありますが、一度転送しておけば rsync で差分転送が出来るので比較的速く終わり、サービスのダウンタイムを少なく出来ます。
バックアップ用のマシンを作っても、使った後終了させれば、使った分だけの支払いになるのはEC2の凄いところですね。
というところで、EC2を使ってる方やこれから使おうと思っている方は参考にされてみて下さい。
尚、節電の観点や、停電の可能性が完全にゼロでないということから東京DCへの移行がまだの場合は少し見送ってもいいかもしれませんね。
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